このコンテンツは、藤原宰太郎著「死の名場面」KKベストセラーズ刊行を参考にしています。歴史に名を残した偉人のエンディングを学びましょう。自分の悩みがいかに粗末な矮小なものか身に沁みます。壮大な人生は「目標」の確立からです。

理想とする先達の華麗な生き方を学ぶのは大事なことだと店長は考えています。

奇跡の大富豪「ハワード・ヒューズ」の華麗なエンディング

大富豪「ハワード・ヒューズ」の痛快極まる人生に憧れない人はいないだろう。1976年4月4日である。あり余る個人資産を使い、航空機事業に邁進した彼は、ジェット機に乗せられて天寿を全うした。死に臨んで遺産相続人が決まっていなかったそうだ。その額、驚くなかれ20億ドル(その当時)である。彼は18歳で亡父の油井掘削機の製造会社を相続した。その掘削機とは、亡父が発明した「円錐型ビット」と呼ばれるドリルである。折しも米国では石油開発ブームが到来していた。このドリルは地下の岩盤をチーズのように切り取る画期的なものであった。彼は、19歳で結婚するや親戚が保有していた株式を買い戻した。そうして会社の全権を握る。やがて相当な利益が彼の懐に押寄せた。当時、石油と同じように人々を魅了したのが「ハリウッド」であった。彼は映画制作に夢中になった。自分が惚れた女優のために湯水のように金を使った。さらにカジノやホテルの買収を続け、ネバダ州最大の大地主にもなっていた。デカプリオ主演で映画化されたので、観た人も多いかも知れない。だが、彼が輝いていたのは前半だけだった。最初の結婚は4年ほどで破局している。そして52歳のときに若い女優と再婚した。彼は、あらかた目標を達成してしまった。そののち人間嫌いに陥ってしまう。メキシコへ移住した彼は、引きこもりのような余生をおくった。使い切れないほどの大金。羨ましい。